NPO法人 農都交流環境企画研究所

ver.1.0

阿仁の四季

NPO法人 農都交流環境企画研究所
今その土地にあるもので、旅のソフト開発を行い、農村と都会の交流を促進する環境プロジェクトです。

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NPOの目的

近年の都市化やグローバリゼーションなどの影響で、地方社会においては、
過疎化・高齢化が急速に進んでいます。
それに伴い、 地域の特長や個性を体現できる「人」が減りつつあります。
それにより、現代社会は今、大切なものを失おうとしています。

1. 土地の文化継承
2. 第一次産業の継続
3. 日本の原風景の保全
4. 過疎化や町村合併による故郷消滅


これらは、田舎の人だけの問題ではありません。
私たちNPOは、都市生活者と地方生活者の新たな交流により、
これらの問題解決の糸口をみつけていきたいと思い、活動をはじめました。
時間はありません。これらを失うわけにもいきません。
旅を入口とした農山漁村と都会の新たなコミュニケーションの促進を通して、
新しい地域活性化モデルを企画・開発し、地域保全、環境保全に貢献することを
目的としています。
そのために、私たちが大切にしていることは・・・

小さな地域から見つめる

日本は小さな地域の集合体です。
経済の中心は都会 ですが、生産地のほとんどは地方の町や村なのです 。
グローバル社会に突き進むこんな時代だからこそ、
私たちは、道のその先にある小さな地域を大切にしたいと思います。
「そんな小さな地域 、放っておいたって誰も困らない」そう思うかもしれません。
しかし、小さな地域が蘇えり、光を取り戻すことができれば、
その光は、周りの村に、周りの地域に広がっていくはずです。
それは、日本全体を守ることにも繋がるのではないでしょうか。

田舎の視点で感じとる

これまでの旅行は、いかに旅行者が喜ぶサービスを提供するかに重要でした。
近年流行っている「グリーンツーリズム」や「エコツーリズム」も
その傾向が根強く残っているように思います。
田舎の人たちは、どうしたら都会の人たちが喜んでくれるかと、
必死になって新しい特産品を作ったり、新たな体験施設を作ったりしています。
しかしそうやって生まれるものには、一過性のモノが多く見受けられます。
地元の人たちに無理がつづけば、長く続けることもできなくなってしまいます。
田舎の人たちが本当に求めている交流は何か!?伝えたい想いは何か!?
私たちは、単に旅行者 が楽しむだけの旅ではなく、受け入れる側の田舎の人たちの視点に立ち、
旅を通して、人と人、人と自然、お互いが心から交流できる
一生忘れられない旅を企画 していきたいと考えています。

その土地にあるものを使う

田舎に行くと、よくこんな言葉を耳にします。
「うちの村には特別なものは何もねぇ・・・」と。
しかし、それは自分たちが気付いていないだけです。
それぞれの地域には、自然環境だけでなく、
その自然を長年守ってきた人たちの知恵や伝統・文化がたくさんあります。
私たちは、地域の人たちとの連携によって、その土地に眠る素材を発掘し、
旅行者が魅力的に感じるソフトに変えていきます。
大金を使って新しい施設をつくる必要などありません。
ソフトがあれば、都会から必ず人は訪れるのです!

山はみんなの恋人

“山は海の恋人”の合い言葉で三陸の漁師達が植林事業をし始めたのは随分以前の事になります。
生態系全ては水の循環により成り立ち、
その水は高い所から低 い所つまりは必ず山から海に向かって流れて行きます。
山から海の間で人は田畑を耕し、水を利用して生きてきました。山は大事な水源でもあるのです。
その山 が過疎化高齢化で今危機的な状況に立たされています。
管理する人がいなくなれば山は荒れます。
山が荒れれば川も荒れます。
上流域が荒れれば中流域、下流域 にも必ずや悪影響を及ぼすでしょう。
山の中の小さな集落が幾つか無くなってもいいじゃないかという訳にはいかないのです。

NPOの情報

NPO法人 農都交流環境企画研究所

〒332-0035
埼玉県川口市西青木 2-1-10-501
090-1116-5520 (担当:田中)
info@tabi-matagi.com